お茶の時間

毎日のちいさな出来事を綴ります

観劇記録 next to normal

4/22 兵庫県立芸術文化センター







ミュージカル

next to normalを観劇してきました





息子を8ヶ月で病気で亡くしたことを

きっかけに心の病(双極性障害)に

なってしまった母親を取り巻く

家族の話でしたが、

何だか特別な話ではなく

どこにでもあり得る

「ある家族」を描いていて

いました


母親であるダイアナ(望海風斗さん)

目線での観劇になると思って

いましたが

心の病を患う妻を支える夫の立場で

いつの間にか観ていました


観劇前には、精神疾患を扱った少し

取っ付きにくい特別な作品の

ように思って出掛けましたが

実は痛みを抱えながら

懸命に生きる「家族」の物語

でした


「家族」

父(ダン 渡辺大輔さん)

母(ダイアナ 望海風斗さん)

兄(ゲイブ・甲斐翔真さん)

妹(ナタリー・屋比久知奈さん)





舞台セットも家族を

強調したシンプルな二階建ての枠組


家族の檻ということが強調されていて

それぞれの立場での

内面が繊細に描かれていて

ダイアナの幻想のゲイブが

2幕では 電気治療で母親ダイアナの

記憶から消えていくときの

寂しさが歌で表現されて胸に迫りました


この作品で、終演後は暫く席が

立てないと感想を見ましたが、本当に

色々な意味で

忘れられない作品になりました


もしも 自分が同じような

境遇?苦境にたたされたときに

こんな作品があったなと思い出して

前に進んでいけるような

パワーを持てる力強い作品でした


内容はストレートプレイで

扱われるような重い題材が

ロックな音楽で緩和されて

しかも出演されてる方、

皆さんが素晴らしい歌唱力で

ビリビリと感電しました(笑)


昨年まで宝塚におられた

望海さん!!

本当に男役だったよね?って

思わせるような繊細な母親を

好演されていて

またこれからのお芝居が楽しみ

だな~と思いました


兵庫県立芸術文化センターの

阪急 中ホールも初めてでしたが

新緑に囲まれて素敵なホール

また是非 観劇する機会が

ありますように…


観劇後に西宮ガーデンズに

立ち寄り、関西ではここに

しか店舗がない「グラニー スミス」の

アップルパイを食べてきました☺️






「next to normal」

普通の隣が丁度良いという台詞

がありましたが、家族の在り方や

何が普通なのか考えさせられました