お茶の時間

毎日のちいさな出来事を綴ります

観劇記録 ジェーン・エア



娘がかなり前にチケットを取ってくれた

「ジェーン・エア亅














物語にふんわりと包まれ、しかし、ミステリアスな謎にいざなわれるな不思議な展開。

生きることの苦悩や歓びを描いたミュージカル「ジェーン・エア」


☆あらすじ☆


 ジェーン・エアは生後まもなく両親を流行病で亡くし、おばに預けられるが、いじめ尽くされた末に、厳格な寄宿学校に入れられてしまう。苦難の末、学校の教師になったものの、新しい自立した世界を求め、家庭教師の職を得る。その屋敷の主人ロチェスターは変わり者だが、ジェーンを社会的人間の一人として同等に扱い、2人は徐々に心を通わせていく。しかし、結婚式の日、ロチェスター家の隠された秘密が白日の下にさらされ、2人は引き裂かれてしまう。




主人公のジェーンに

上白石萌音さんと屋比久知奈さん

のWキャスト。


上白石萌音さんは配信で拝見し、

私が観劇したのは屋比久知奈さんの

ジェーンでした。




常に降りかかる不幸や社会の不条理に

向き合い成長していく強いジェーン。

萌音ちゃんは芯の強さはあるものの

とてもしなやかで、愛情溢れていて

何度も天使が

舞い降りてきたようでした。


屋比久ちゃんは、抑圧にも負けない

力強い意志を持っていて、この時代には

非凡なたくましい新しい女性像に見えました。


ジェーンは、ヘレンという

女性に出会い、人生が変わっていく。

ジェーンはヘレンから教わる

「赦す」ということが作品のテーマに

なっていましたが、心から赦すと

いうことはなかなか出来ないこと。 

でも慈愛に満ちたヘレンの言葉や

歌には説得力がありました。


ヘレンも上白石萌音さんと屋比久知奈の

役替わりのWキャスト



2人の歌い上げるシーンがたくさんあり

かなり大変だったと思いました。

お二人の素晴らしい歌声は

色々なことが浄化されるようでした。




屋敷の主人、ジェーンの相手役には

井上芳雄さん。

いつもの役柄とは少し雰囲気が変わり、

偏屈でクセのあり横暴な一面もあり

それでいて

心では満たされないものがあり

実は孤独な人でもあり。

でもジェーンには懐が深く

包みこむような役どころでもあるので

やはり芳雄さんが演じると

すごく安心感があってさすがだな〜と。

歌声はやはり力強く、圧巻でした。


「ジェーン・エア」は19世紀の

ベストセラーで今までにも映画や

舞台にもなっている作品です。


共演者も豪華な方々でした。


宝塚出身の春野寿美礼さん、

仙名彩世さん、樹里咲穂さん、

春風ひとみさん。

皆さん、何役もこなされていて、

ある意味ずっと舞台に立たれていました。


舞台が小規模だったので、かなりの

チケ難だったみたいで、出来れば

上白石萌音さんのジェーンも生で

観たかったなぁ


歌も全て素晴らしすぎて、どうしても

忘れたくない舞台だったので何とか

Blu-rayにならないかと思っていましたが

9月に販売されると聞き、嬉しくて

早速予約しました♡


またあの舞台を観れると思うと

本当に幸せです。