お茶の時間

毎日のちいさな出来事を綴ります

お正月観劇 エリザベート

1月2日、梅田芸術劇場メインホール


東宝ミュージカル[エリザベート]を

観劇してきました














2020年に、チケットも取っていましたが、

コロナで残念ながら中止になりました


今回限りで花總まりさんがエリザベートを

ご卒業されると聞いていたので

これはどうしても観劇したいと

何とかチケットを入手しました


宝塚歌劇の公演を含めて

4回目のお正月の舞台観劇は

贅沢なひとときで娘と楽しみに

していました


花總まりさんの体調不良で

年末は中止された日もあり

2日の公演も、1日の夜まで

どうなるかわからない状況でした。



やはりこの時世、コロナ制限が緩和されたとはいえ、

幕が上がらないこともあり

観劇できる有難さを噛み締めて

エリザベートを観劇してきました










今までエリザベートは宝塚歌劇でしか

観たことがなかったのですが

全くの別物でした


東宝版はかなりリアルで、宝塚の

ファンタジーの世界とはかなり違い

色々と比べながら観るのも楽しかったです


今回は2階1列のバルコニー席の下手側

注釈付きの席でしたので、

見切れる場面もありましたが、

視界は良好で、始まる前から

舞台装置も重厚でエリザの世界へ

引き込まれました



全ての演者さんの歌唱力が圧巻で、

ダンスもキレッキレで力強く。

色々な場面を見落としたくないので

目がいくつあっても足りなかった感じ

でした


後から分かったのですが、

ダンサーの方々も2名、休演されていたので

フォーメーションも前日に急遽

変更になったようで

主役のトート役の古川雄大さんも

踊る場面ではないのに

トートダンサーと共に踊られたとか。

時間の制限があるなかで、リハーサルを

重ねられて幕が上がったんだなぁと。


毎回、演者さんが命を削って挑んで

おられるのが伝わる舞台でした


花總さんは噂通り

エリザベートのレジェンド、存在感や

オーラが半端なくすごかった〜!

少女時代も無邪気な天真爛漫の

シシィも全く違和感なかったです


もちろん2幕からの晩年は

皇室に閉じ込められ、子育ても

自分では出来ない不自由な生活から

自ら自由を求めて、切り開く意思の

強さがとてもリアルに感じました


色々な場面で涙をポロポロ流されますが

オペラ越しにこちらも

胸が締めつけられました


歌はもちろん圧巻の歌唱で

長年、エリザベートを演じられてきた

のが、今回舞台を拝見して

百聞は一見にしかずの思いでした



トート役の古川雄大さんは

ビジュアルが彫刻のようで美しくて

これは宝塚が好きな人は絶対に

好きなトートでしょう♡


古川さんのトートはすごく柔らかい

トートで、いつ舞台に現れたの?と

いうような場面もあり自然な感じだと

思いました

シシィをずっと想う切ない眼差しも

優しくて、歌になるとスイッチが

入ってやはり素晴らしい歌唱力

しなやかな動作は指先まで美しく

一瞬で黄泉の国へ導かれそう(笑)

また古川さんのトートが是非観たいです


エリザベートの楽曲はすべてが

素晴らしくて、音楽の力を感じます

お正月からすごい舞台を観せて

頂いて、体内が浄化された思いです。





 

🎍🎍🎍🎍🎍🎍



カーテンコールには

花總まりさんが挨拶されて

普段、かなり体調管理には

気をつけておられるのに

大阪公演で体調を崩されたことが

ショックで、エリザベートを

楽しみにされていたのに観劇が

叶わなかった皆様に申し訳ないと

何度も謝罪されていて💧

大阪での花總さん舞台千秋楽で

カンパニーの皆さんが温かく

迎えてくれたのは有り難かったとも。

ずっと涙ぐまれていて、こちらももらい泣きです




この日は娘とエリザベートの

余韻に浸りながら 

三番街で夕飯を済ませて

帰って来ました









長々とお付き合いありがとう

ごさいました🙇